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2009.11.27 Friday 00:00 カテゴリ:プチ鹿島のプチコラム by プチ鹿島

「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」は上映後に拍手が起こる、という噂は本当か?

「“マイケル・ジャクソン THIS IS IT”を観てよ!すごく良かったよ!私が観た回では映画なのに終わったら拍手が起こったよ!」と言われた。イトコに。

「拍手」話は他の人からも聞いており、そこまで言われれば私としては「舞台挨拶おじゃまします!」ならぬ、「拍手確認おじゃまします!」に出撃せねばならない。

私は「スリラー」といえば「ひょうきん族」のウガンダ版を思い出すというMJ音痴ぶり。しかしそんなニワカ・ジャクソン(6番目の兄弟)も、いよいよ腰を上げるときがやってきたのだ。

映画館に到着。私はベタな日本人。短い英語も恥ずかしい。窓口でタイトルの「THIS IS IT」をどうにか言わずに済ませたい。

その結果「次の上映のを」という、非常に曖昧で卑劣な言い方をした。係の人は確認で「こちらは「THIS IS IT」になります」と、英訳すればさぞかしややこしそうな表現をした。申し訳なかった。

潜入したのは歌舞伎町のミラノ座。大きく立派な映画館だが今ではシネコンが近所に2つもでき、どこか場末感も漂う。近くのシネコンでも「THIS IS〜」はやっている。なぜここにしたか。あえて「上映後の拍手」に遠そうな条件の方を選んだのだ。

扉を開けると8割くらいお客さんが入っていたので少し驚く。若い客層。女子が多い。やや後方の右端に陣取り、上映スタート。

映画はマイケルの死の数日前まで行われていたコンサート・リハーサルを収録したドキュメンタリー。
演者はもちろん、ダンサーも演出家も音響さんも照明さんも超一流、たぶん弁当を手配する人も超一流だろう。そんな人たちが集結するリハの風景とはどんなものなのか、興味津々。

それにしても外国人は詩的だ。リハ中、マイケルがイヤホンをして歌っていたが途中でストップした。「耳に拳を突っ込まれているみたいだ」と小さな声で違和感を表明。続けて「ボクは自分の耳で聞くことを子どものころから教えられたから」と。
すると演出家が素早く&ソフトに「マイケル、我々にできることは?」。MJは言った。
「音を下げてくれ」。

日本の大御所なら最初に「音を下げてくれ」と言うだろう。周囲はピリピリするだろう。くすぐったい会話の応酬をすることでお互いにクッションを挟むマイケル・ファミリー。超一流同士の「ワザ」なのか。

そういえばスタッフは皆「マイケル最高」「これはマイケルにしかわからない」とその度に誉めそやすのだが、一方で「“色っぽい”感じとか具体的に指示を」など、マイケル相手でもきちんと自分の意見を言う。笑顔で。リハというかビジネスの現場を見る思い。

MJも自分にうっとりしてるのかと思ったら逆だった。とにかく冷静。皆にどんなに褒められても「ここはボクがキューを出すから」とダメ出しを淡々と。
昔、大仁田がデスマッチ終了後、観客が熱狂し自身は血だらけのなか、リング下の若手に小声で「早く音楽かけろ」と冷静に指示したエピソードを思い出した。例えのスケールがいきなり小さくなって申し訳ない。

マイケルのダメ出しはまるで信頼する友達に悩みを吐露するようでトゲがまったくない。ひとつ解決するたびに穏やかな顔。私は思った。あの「会場内」はMJにとって味方と理解者しかいない、唯一無二の心地よい空間なのだろう。だから妙な気負いも虚勢もなく、安心できるのだろうと。

これが会場の外へ一歩出た瞬間、パパラッチはもとより全世界の興味と悪意の洪水が待ち受けている。それが宿命だとしても何ともしんどいだろうなぁと思うと、あの空間内での「MJ、普通に振舞ってる感」の貴重さがこちら側にもじんわり響いてくる。

映画は「ニワカ・ジャクソン」にもわかりやすくクライマックスを迎え、終了。
さて、噂どおり拍手は起こるのか?緊張。

暗闇、一瞬の間。「無しか?」。私がそう判断しかけた瞬間、館内から「パチパチパチッ!」という、テキパキとした大きな拍手が起こったのである!
「噂は本当だったのか・・・」。感慨深かった。この目で耳で、確認した。

私はベタな日本人。ドサクサにまぎれて、小さな拍手を一緒にした。




〜プチ鹿島の「挨拶は心の窓! 舞台挨拶おじゃまします!」〜

『ゼロの焦点』編。
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