<< 【社説】 ビンラディンは生きているのか | main | 本日発売。「プチ鹿島 居島一平の思わず聞いてしまいました!!6」 ゲスト勝谷誠彦&宮嶋茂樹 >>
2011.05.05 Thursday 00:00 カテゴリ:プチ鹿島のプチコラム by プチ鹿島

ビバ!「ガチ相撲」!

5月1日の日曜日、家を出る前にテレビ欄を見たら、TBSで「ガチ相撲」という番組が。

「いま相撲が見たいSP」とあり、角界ならぬ各界の著名人が出場するという。面白そうな匂い。とりあえず録画予約。

嬉しいことに、その「匂い」が的中したのである。
「ガチ相撲」がなぜ面白かったか、とりあえず思いつくまま要因を勝手にあげてみる。

一. 「サプライズ」
あくまでバラエティ、しかも「相撲やろうよ」という猫だまし的なお遊び感を表面に漂わせながら、いざ出場者を発表してみると超豪華。曙やセーム・シュルト(K-1王者)まで参戦。
「サプライズ」という概念はプロレスや格闘技興行から出てきたと私は思っているので、久しぶりに正しく踏襲している現場を見た思いだった。

いっぽうで、「パロディをやるなら本物以上に本物でなければならない」という鉄則(勝手に思っている)も実践されていた。安いパロディなど意味がない。

・・でも「相撲」なのだ。この肩すかし感、素晴らしい。


二. 「負の要素が集まるとプラスになる」
これも勢いがある頃のプロレスや格闘技興行によくあった論理。猪木や新日(昭和)は「負の要素」を「スキャンダラス」にまで解釈して世間を挑発していた。

この番組の企画自体、そもそも八百長で瀕死にあえぐ「相撲」という負の要素なのだが、予選に出たメンバーも負を抱えている人々が多かった。

「なかやまきんに君 VS ボビー・オロゴン」「ジャイアント白田 VS 響・長友光弘」「竹原慎二 VS レイザーラモンHG」「あかつ VS 坂本一生」。

この構成、過去のイロモノを面白がっているようで、実は「現状を打破したい」「もしこの番組で頑張れば再浮上できるかも」という出場者のガチドキュメントにもなっていた。視聴者は絶好の覗き見ができたのである。

・・でも「相撲」なのだ。このガクッとくる感じ、素晴らしい。


三.「初期UFC」から「全盛時のPRIDE」の再現
1993年にアメリカで第1回「UFC」が開催された時の衝撃とときめきは忘れられない。レスラー、柔道家、力士、あらゆる猛者たちが八角形のリングで「ガチ」で闘う。マンガやゲームの世界でしか見ることのできなかった光景は、当時の日本での「格闘技を利用しながらのプロレス」に手なずけられていたプロレスファンを皮肉にも覚醒し、少なくないファンが格闘技に流れたのである。

あの初期UFCのごった煮感、カオス感、大げさでなく「ガチ相撲」にはあった。

そしてここも重要なことだが、「ガチ相撲」はTBSの番組なのに格闘技興行としてのひな型が「K-1 MAX」や「DREAM」ではなく、「PRIDE」であったということだ。

日本でもっとも格闘技が盛り上がっていた時期は「PRIDE」の全盛期にそのまま当てはまる。「PRIDE」の演出を再現することであの頃の熱気が否応もなくよみがえってくる。ツボをつかれた思い。

・・でも「相撲」なのだ。このバカバカしさ、素晴らしい。

四・「リスペクト」
これは「負の要素」とセットなのだけど、出場している選手やジャンルをきちんとリスペクトしているのがよかった。プロレスファン(今なら相撲ファンも)とかは「小馬鹿にされる」ことに敏感だ。だからリスペクトした扱いが根底にあるなら、逆に安心して楽しむ。そんなツボもおさえていたと思う。

これだけのものをつくってしまったら、もう今年のTBSの大晦日は「ガチ相撲」でいいのではないか。ガチで思っている。

・・でもほんとはこれ「クイズ番組」なのだ。素晴らしい。


※ちなみに。出場選手は相撲の素人だから仕方ないが、立ち会いのとき陸上のクラウチングスタートのような姿勢が多かった。なのできちんと足を揃えて「そんきょ」で構えていた「あかつ」に好感。

・・「ガチ相撲」をガチで見てしまった。



俺のバカ
「プチ鹿島」のブログです。 出演のご依頼等はワタナベエンターテインメントへお願いします。

プロフィール

→プチ鹿島プロフィール

レギュラー番組

東京ポッド許可局

TBSラジオ【番組HP】
月曜24時〜


「本の雑誌」メルマガ

「プチ鹿島の思わず書いてしまいました!!」

「時事芸人」「文系芸人」プチ鹿島が圧倒的なキレとコクでお届けする毎週更新のメルマガです。 話題の本を読み、独自の解釈で紹介する「この本はこう味わえ」。 時事、芸能、お笑いの見立てと裏と行間を書く「プチコラム」などなど、盛りだくさんの内容を毎週お届け! 開始以来、早くもメルマガのプロの反響も続々。
毎週月曜配信
680円/月 (税込)
→詳細・購読申込みはこちら

プチ鹿島のつぶやき
Facebookページ
プチ鹿島

Facebookページも宣伝
芸人式新聞の読み方
その他書籍
最新の記事
過去の記事


recommend
リンク
search this site.
その他
【My Yahoo!に追加】
others
携帯からの閲覧
qrcode
powered
みんなのブログポータル JUGEM
WEB管理協力
スカラヴィジョン